from 神野哲郎
夏の行事といえば?と聞かれて何を思い浮かびますか?
海水浴?キャンプ?野外フェス?花火?
私はやっぱり「盆踊り」のイメージが外せません。
まあこの時点で、やっぱり昭和の人間なんだなとと思いますが(笑)
盆踊りって昔はどこの町内会でもやっていました。
それこそ隣町の盆踊りまで遠征したりとか。
夜に出かけるってのが楽しくって 別に盆踊りが楽しみってわけでもなったような・・・・(笑)
蒸し暑い夜に友達と待ち合わせて行くんですが、目的は屋台やったような。
今は町内会や自治会が行事をするのも何かとうるさい難しい世の中ですから、多分全国的に盆踊りという行事も減っていると思います。
時代の流れと言ってしまえばそれまでなのですが、自分が子供の頃に当たり前にあったものが減っていくというのは少し寂しい気もします。
盆踊りと言えば、思い出すのは輪になって踊っていた近所のオバチャンたちが浴衣姿だったということと、頭に何かかぶっていたということで。
この頭にかぶっていたものは手ぬぐいだったということに気付いたのは、結構大きくなってからなのですが、まさか自分が手ぬぐいを扱う仕事をすることになるとはそのときはこれっぽっちも思っていませんでしたねー(笑)
そのころの浴衣といえば、色合いが白と紺(藍染め)のものばっかりなのでそれほど華やかな感じはしませんでしたが、今はピンクとか黄色の浴衣もありますから今盆踊りををやると結構カラフルになるんじゃないでしょうか。
さて、その手ぬぐいなのですが、なぜ盆踊りでは頬かむりとして使われるのか?
と、いうことが気になったので調べてみました。
「これは」という説を見つけることは出来なかったのですが、どうも昔神事の衣装の一部として使われていた時代があったようです。
そういえば盆踊りも年に一度 この時期にこの世に帰ってくる精霊さんをお迎えして、お見送りする儀式なので、神事の一種だったと思うんですよね。
なのでその流れで手ぬぐいが使われているんじゃないかな?って思います。
なかなか浴衣を着て過ごすという人も少ない現代ですが、夏祭りや花火大会、盆踊りで浴衣を着る機会もあるかと思います。
年に数日のせっかくの機会なので、浴衣を着るときにはやっぱりタオルやハンカチではなく手ぬぐいを、そしてスニーカーやサンダルではなく草履やゲタを履いてみてください。
40年前の昭和の雰囲気を味わえます。
PS 神野織物では、手ぬぐいだけではなく浴衣生地も作ることが出来ます。下のフリーダイヤルからご連絡ください。
0120-941-011