from 神野哲郎
吹田1Fの事務所から
昨年のバレンタインデー、娘と嫁さんから時計をもらったのです。
時計なんて・・何十年も前につけていたSEIKOの時計以来持ったこともなく 時間はもっぱら携帯で派でした。
それが、たまたま雑誌を見ていてピンと来たのがあり 「これいいやん!」って言っていたのを、娘が覚えていてくれてバレンタインデーにくれたのです。
その時計 なんか具合悪いのです。
初めっからですが秒針がきっちり合わないのです文字盤に・・。
一秒ずつ刻むのは刻むのですが文字盤に刻まれている線にきっちりと合わないのです。
おかしいなって思いながらの一年 保証書を持って買ったところへ行ったのです。
「チョットこれおかしいねんけど・・・」
「あ・・・これですかこれはよくあることで・・ 一応メーカーに返品して検査してもらいます。」
「一応ってこんなもんなん? ちゃんと直してや~~」
って預けて1か月。
「メーカーからの返事では、直らないみたいなんです・・」今度はちょっと偉いらしい修理のオジサンからの電話です。
「へ~~・・直らんてどうゆうことなん?」
すると、私は悪くありませんって端々に匂わすような言い回し。 工場からの説明では・・・を繰り返すのです。
そして 挙句の果てに
「メーカーの電話番号言いますから聞いてください!」
って言われてしまいました。
ブチッと来て
「お前は、あほか? 車の調子悪いからって 買った店に言わんとトヨタの社長に文句言うんか?」
「利益とって販売してるんやったら、シッカリ買った人の立場に立ってメーカーと交渉せんかい!ボケ!」
と至極当然のことを シッカリと逆上すること無くお伝えしたのです。
そして「明日、取りに行くからシッカリと説明 俺にセエ」
と最後に言って電話を切ったのです。
次の日、時計を取りに行くと今度はもうちょっと偉いさんが出てきました。
「昨日はスミマセンでした。修理担当の者からお聞きしました。」
店長の○○って申します。
「状況は○○○で、メーカーからこのように報告がありました。」
「ほんで?」
「○○○でこうなっているようです。
これはどの時計にもあてはまることで固有の問題ではありません。」
って《時計修理技能士》の資格を持っている店長の話です。
私もこの業界に入る前までは、当たり前のように思っていましたが実はそうではないようです。
そうか・・それならしゃーないな~~ってことで、納得したのです。
これって、オリジナルで手ぬぐいやタオルを作られたお客さんでも結構アルアルです。
オリジナルでタオルや手ぬぐいを作ろうとご相談頂きますが、私どもは当たり前になっていることが、お客さんにとっては 初めて聞くようなデメリットも有ります。この時計の秒針のように普通の人には馴染みのない事も多いのです。
手ぬぐいのプリントでは、広告ビラのようにキッチリとプリント出来るものと思われている事が多く、紙にプリントする様な出来上がりを望まれている事が多いですが、実際は手作業でプリントしますので版のズレや色のブレが必ずおきます。
このあたりは 初めに我々がお客さんにきっちりと説明しなくてはいけません。
そこで初めて信頼関係が出来て購入してもらえるって具合です。
初めに説明できなかったばっかりに、あとで問題がおきて右往左往は時間の無駄。結局自分に降りかかってくるのです。
きっちりと初めに説明せんとあかん!!
そう思った出来事でした。
PS しか~し きっちり説明しても 書面で渡しても聞いてなかった見てなかったって言われることも有るのです。
これでもか これでもかってデメリットは伝えないといけません。
オリジナルでタオルや手ぬぐいを作るときは相談に乗りますよ♪
フリーダイヤル 0120-941-011