お客さんからの問い合わせで よく聞かれることがあ有ります。
「黒いタオルに白いプリントをして欲しいのですが・・・・」ってご相談。
先日もお客さんから
「サッカー部で使うのに、黒いタオルに白い学校名を入れて欲しいんですけど」
って問い合わせを頂きました。
黒いタオルに白い文字は目立つこ間違いなしで、運動クラブやアーティスト用のタオルでは
男前って感じで カッコ良く仕上がると思います。
でもここで注意が必要です。
実際、黒いタオルは有ります。
だから これに白いインクでプリントしたらいいじゃない~?ってお思いでしょうが・・そうは簡単には作れないのです。
黒地のタオルに白いインクを付けて柄を出す場合 インクは濃い粘度の高いネバネバした ペンキの様なインクを付けなければタオルに染みこんでしまいます。
するとどうなるかというと、この白い部分の触り心地は タオル本来の柔らかさが損なわれ ガサガサのタオルになってしまいます。
なので神野織物では、黒のタオルに白の顔料インクでお作りすることはおすすめしていません。
別の方法をオススメしています。
実際、黒いタオルに白い文字のタオルってコンサート等では よく見かけます。
これの作り方はどのようにしているのかと言うと タオルは、お伝えしたように白いものですので
この表面に黒の染料インクでベタプリントして 柄を出すところをプリントせず白で柄を出しているのです。
この方法のいいところは インク自体は染料インクを使いますので仕上がりは柔らかく出来上がりますし染料を使うので色落ちも少なく 綺麗に仕上がります。
染料インクとは、生地(タオル)にインクを染み込ませてプリントするので タオル本来の柔らかさを維持したまま出来上がるのです。
それと、色落ちが顔料プリントより少なくなります。
これは、染料を定着さすため蒸しという工程を通しますが この後必ず余分な染料を落とすために 洗いを掛けるのです。要するに 完成品として出荷する前に 一度洗濯しているので色落ちも少なくなるということです。
ただ、デメリットも有ります。
それは 顔料プリントより工程が多いので 染料プリントのほうがチョットばかし高価になる事と納期が少し多く必要となります。
それと タオルを裏返すと白いままってところです。
しかし、こういったデメリットを踏まえても この作り方が一番多く使われます。
コンサートなどで販売されているタオルもほとんどがこの染料プリントで仕上げたタオルが多く
やはり 手触りと色落ちでこちらに決まりなんでしょう。
このように 黒にかぎらず濃い色をプリントするときは染料プリントをお勧めします。
あなたも プリント色の事とかプリント方法 このデザインではどのプリント方法がいいのだろう?
など面倒なことは 専門家に一度聞いて頂いてから進めて下さい。
クライアントさんとデザインを詰めて さぁ作成ってところまでこぎつけてるのに デザインの変更
なんてことは嫌ですからね~
PS 面倒な素材やプリント方法の選別は専門家に聞いたほうが時間の短縮ですよ♪
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