創業明治32年。手ぬぐいを作り続けて120年。
老舗手ぬぐい問屋5代目が語る手ぬぐいについてのワンポイントアドバイスです!
今日は、手ぬぐいの使い方っていうのを詳しく説明したいと思います。
昨日、防災に役立ちますよと言う事でお話しさせて頂きましたが、防災だけではなくもっと色々な使い方ができるというのがこの手ぬぐいの良いところなんです。
それで、今日はちょっと詳しくこの辺りを説明させていただきたいと思っています。
まず手ぬぐいの特徴ですが、手ぬぐいは綿100%で出来ています。そして幅が33センチ程度、長さが90センチ程度の平織りの生地です。
短い方の生地端は切りっぱなしになっているのが一般的です。
海外に持っていきますと、生地端が縫われていない半製品と思われることもあるんですが、手ぬぐいの起源から考えると切りっぱなしの物なのです。と、言うのも手ぬぐいは江戸時代にすごく流行したっていうか使われるようになったものです。
その時には、服は着物で下駄やわらじを履いて生活していた時代です。
歩いていて下駄の鼻緒が切れた場合、手ぬぐいを裂いてひも状にして鼻緒を直したりしていました。けがをした時も手ぬぐいを裂いて包帯のように使ったりもしていました。
生地端を縫製していない手ぬぐいは、ちょっと切れ目を入れて裂くとうまい具合に同じ幅で切れていきます。
こんな使い方をしていたので切りっぱなしになっているっていう事ですが、きっちりと縫製する技術もなかったからかもしれませんね。
そして、手ぬぐい自体は薄いものなので絞って干しておくとすぐに乾きます。速乾性があるというかタオルに較べると格段に乾きが早く、衛生的です。
現代の使い方としては、江戸時代からの使われ方と同じように手ぬぐいをハンカチとして使うと言うのが1番に上がると思います。
ハンカチの大きさは43センチ角程度のものが多いようで、バンダナでも53センチ角程度。
手ぬぐいは長さが90センチはあるので、手を拭うにしてもしっかり拭くことが出来ます。手ぬぐいを畳んでポケットに入れるとちょうどいい大きさになって収まります。私は、本染めの手ぬぐいをお勧めします。
手ぬぐいは本染めの手ぬぐいとプリントの手ぬぐいがありますが本染めで作られた手ぬぐいはプリントに較べると吸水性が良くハンカチとしては最高です。使っているうちにどんどん柔らかくなるので使っていても気持ちがいいです。
本染めの手ぬぐいとプリントの手ぬぐいの見分け方は、裏までしっかり染料が通って裏が白っちゃけてないのが本染めの手ぬぐいです。この頃は、この本染めの手ぬぐいに似せた両面プリントの手ぬぐいもありますので、お店の方に聞いて購入してください。
2番目に手ぬぐいの使い方としては、防災用として使えるところです。
先日詳しく説明させていただいたので、さらっとお話ししますが、夏は夏場熱や熱中症予防に頭に巻いたり、冬になると寒ければマフラー代わりに巻いてみたり出来ます。
手ぬぐいを裂いて包帯にしたり、三角巾として腕を吊ったりもできます。手ぬぐいの機能を考えると、防災用には使い勝手の良い物ですね。3番目の使い方としては、いろんなものを包めると言うところです。
ワインや日本酒をお土産として持っていったりされることもあると思います。ワインを普通にカバンや紙袋に入れて持って行くって言うのも良いでしょうけども、手ぬぐいに包んでもっていくと、普通のお酒もちょっとおしゃれに持っていけると言うので手ぬぐいを使います。
もう1つの包み方として、ペットボトルを手ぬぐいで包んで使います。夏場の冷えたペットボトルでは、ボトルの周りに水滴がついてベチャベチャになります。これを手ぬぐいで包むことによっていやな思いもせず持ち運びできます。
手ぬぐいは吸水性・発散性が良いので包んで持ち運んでいるうちに乾いてきます。
また、お弁当箱を包んだりすることも出来ます。
バンダナとかで包むと言うこともできますが、手ぬぐいを使ってお弁当箱を包んで持って行くのもお勧めです。
吸水性が良いのでお汁が出ても手ぬぐいが吸収します。
お弁当の下に敷いて食事をすると、汚してもすぐ洗濯できるのが良いところです。
ティッシュは箱のままでご家庭では置いている場合が多いと思いますが、手ぬぐいを使ってティッシュボックスのカバーを作るって言うこともできます。
縫製するわけではなく、手軽に包んで手ぬぐいを結ぶだけで簡単にカバーが作れます。
ブックカバーも作ることができます。4番目の使い方は、蒸れを避けるために頭に付けるというものです。剣道の面手ぬぐいなんかもそうですが、バイクに乗る時 何もつけずにヘルメットをかぶると、蒸れて汗をかきます。夏なんか大変です。こんな時手ぬぐいを頭に巻いてからヘルメットをかぶると汗が額に流れてくるのを防ぎます。手ぬぐいが汗を吸収してくれて快適です。すぐ洗えるので衛生的です。5番目の使い方。ご家庭で手ぬぐいを使うって言う方法です。
手ぬぐいを額に入れてインテリアとして使えます。
額に入れたりタペストリーとして絵のように使います。
絵画では、飽きたときに変えるのが面倒で保管場所にも困りますが、手ぬぐいでは模様替えは簡単で洗えばハンカチとして使えます。手ぬぐいも絵画のように四季折々のデザインがあります。例えば春には桜 夏にはスイカや花火 秋には紅葉 冬には雪だるま・・・などなど、プリントした手ぬぐいが色々あります。これを額に入れて飾ることで季節を感じることが出来ます。タペストリーとは、天地に軸を付けて上から下げて飾ります。
額より簡易的に飾れるので人気です。
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額に入れる手ぬぐいで販売されているのは、プリントのものが多いですが日本の伝統柄を使った本染めの手ぬぐいも額に入れると雰囲気があります。本染め独特のしわが温かみを醸し出しています。日本の伝統柄は、柄自体に意味のあるものばかりです。例えば、麻柄という柄があります。
麻はすぐ大きくなります。このことから子供の成長を願った柄ですくすくと育ちますようにという意味で、昔は産着にこの柄が使われました。麻柄の本染め手ぬぐいを額に入れて出産祝いに・・なんていいと思います。青海波という柄もあります。よく見かける波の柄がリピートしている柄です。この意味は穏やかな状態が未来永劫続きますように・・・という願いを込めた縁起のいい柄です。
プレゼントには最適です!
あと、お祭りにも使います。
お祭りには本染めの手ぬぐいしか使いません。
柄を全体に入れた手ぬぐいやこの手ぬぐいを使った鯉口シャツも作ります。浴衣ももともとは手ぬぐい生地で作られていましたので浴衣生地(特岡)生地を使って浴衣を作ります。
お祭りには欠かせないのが手ぬぐいです。これ以外にもたくさん使われています。
実用的なところでは剣道の面手ぬぐいや薙刀の手ぬぐいと言うのがあります。昇段の記念品であったり、大会の記念品として武道で使われる事が多いようです。
合気道や空手道 弓道からの引き合いもありますので武道には相性が良いようです。このように、いろんなことに使える手ぬぐいです。
まずは、ハンカチとして使うっていうのからやってみるのがいいと思います。手ぬぐいに慣れ親しんでください。
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