from 神野哲郎
先日、面白い話を聞いたので紹介です。
「イツメン」って言葉知ってますか?
知っている人は多分、すごく若い人か、あるいは若い人に関わる仕事をしている人だと思います。
ちなみに私は「???」でした。
イツメンとは若い子たちが使っている言葉だそうですが、「いつものメンバー」を略して「イツメン」と呼ぶそうです。
この「いつものメンバー」というのが何を指すのか?ということなのですが、「いつもつるんでいるメンバー」の意味らしいです。
何でもかんでも短くしたらいいと思っているのが 叔父さんにはチョットむかつきますが上手いこと言ってくれます。
まあこれだけなら「なるほどねー」って思う所なのですが、この「イツメン」というのがイコール「友達ではない」というのです・・・??
ほんまかいなって感じですが
「単に楽しくつるんでいるだけなので、特に友達と思ったことはない」ということらしいです。私たち年寄りからすれば「え?じゃあなんで一緒につるんでるの?」「ほんまに楽しいの?」って思いますが そうらしいです。
聞けば「この子たちとつるんでいれば、仲間外れにならなくても済む」とか「学校での位(カーストというらしいですね。なんか怖い表現ですが)が高い子がイツメンだと安心する」という理由らしいです。なんやとっても後ろ向きな発想です・・。
それに イツメンとの関係は常に良好でなくてはならないらしく、気を悪くするような言動は慎まないといけないし、家にいてもLINEとかが入ったらすぐに対応しないと気まずくなってしまうというのです。情けないやらアホらしいやら友達をナンヤと思ってるねんって腹が立ちます。
この頃の若い子は、親の目が行き届きすぎてちやほやされて過保護に育つもんだから世間に出ると気弱になってツルムってことになるのかもしれません。
大体 こんなことしていたら 物凄く疲れると思います。
まるで友達同士というよりも、仕事の人間関係みたいですよね。
ていうか、仕事では休みの時にガンガンLINEしてきたりとかはないと思うのでまだマシなのかもしれません。
こうなった背景にはやっぱりインターネットとかの発達が関係しているという説があって、これだけ常時ネットが繋がっている世の中だと「つながっているのが当たり前」という感覚が強くなるそうで、そこで「本当につながってるのか?」という確認をしないといけないという心理が働くので、いつも「相手の繋がっているのか?」という確認作業をせざるをえない状況になるというんですよね。それでガンガン連絡してくるように成るっていうんですが なんかこれもコジツケみたいです。
確かにネットは便利だし、スマホもなくなるととても困るとは思いますが、「つねに誰かに気を使っていなければならない状況」というのはやっぱりどっかおかしいです。
友達だからこそそんなに気を使わなくても分かり合えるのにって思うのはオジサン世代だけかもしれないです。
気を使う言えば、オリジナルの商品を扱っている私たちも商品とか納期には非常に気を使います。
折角ご注文頂いているのに思ったように出来上がってこなかった・・・なんて思われたら最悪です。そうならないためにも、お問い合わせ頂いた時から信頼いただけるように対応して行くのが私たちの仕事だと思っています。
友達に販売するときには、やっぱりその友達の気持ちになってその友達の考えていることを やって欲しいことを汲んで作るでしょう?それが当たり前です。
神野織物では お問い合わせ頂いたお客さんにも友達と同じような接客ができること これが一番の理想だと思っています。
PS 今は手ぬぐいのシーズンです!
本染めの手ぬぐいでは20枚から作ることが出来ます。
でも実際は、50枚作ったほうがお得です・・。 どうです?