手ぬぐいお基本的な形は 「切りっぱなし」 これは手ぬぐいの短い方の端がほつけたままの状態になっているってこと。
これは作り方に起因します。
手ぬぐいを染めるときは長い生地(※大体20mくらいの生地)を90センチとか100センチの柄に合わせて折りたたみながら糊付けをします。
この状態の生地に染料を注いで染めます。
染めた後はながい状態のまま 大きな洗濯機で洗って その後5mくらいの高さまで吊るして生地を乾かします。
これを一枚づつ切って染めたら洗う時も乾かすときもとっても面倒な作業になります。だから長いままで染めて乾燥まで仕上げるのです。
で、この乾燥まで20mの長いつながった状態で出来上がるのですが その後シワを伸ばしてデザインに合わせて畳んで行きます。
ここで初めてハサミの登場です!
綺麗に端の揃った手ぬぐいにハサミを入れて 指定のサイズにカットします。
そして完成。
切りっぱなしの状態なのです。
干した時に水がたまらず衛生的とか言われますが、私たちは 昔からこの状態が当たりまえになっているので私たちは違和感がなかったのですが この生地端が気に入らない・・・ということでハンカチのように三つ巻の縫製をするお客サンもおられます。
どうしてもって時にはお知らせください。
チョット時間がかかりますが 三つ巻の縫製をしてお届けします。