from 神野哲郎
吹田の事務所から
友人の中にリターンライダーという人がチラホラいます。
若いころバイクに乗っていて、そして40代50代になって子供もお金のかかる学校も卒業しチョット余裕が出てきたのか「もう一度あの感動を!」とバイクを買う人が結構居ます。
しかも「若いころ憧れだったから」ということで一念発起して大型免許を取得して、ハーレーなんかの大型バイクに乗っている人が多いようです。
私は車の方が好きなので、良さがあんまり解らないですが・・・
このバイクという乗り物、ものすごく不自由です。
だいたい、自力で立っていられないでしょ。
タイヤ2つしかありませんからね、走っているか地面に足をつけていないと簡単に倒れちゃいます。
そして雨風しのげません。屋根無いですからね。
雨が降れば濡れるかカッパをきなければならないし、冬は寒くて仕方がないということになります。
ちなみに真夏はエンジンがすぐ近くにあるので「すごく暑い」らしいです(笑)
ヘルメットかぶらないといけません。
法律で決まってますしね。ていうより危ないですから。
同様に長袖長ズボン必須です。グローブやブーツもあった方がいいでしょう。
バイクの排気量が上がれば上がるほど、事故時の衝撃も大きいのでそれなりの装備が必要です。
あと、まあコーヒー飲みながら運転できませんね。
こんな感じで、自動車と比べるとダメな点が山ほどあります。
バイクに乗らない私からすると「????」なことばかりなのですが、ある人がこんなことを言ってました。
「不自由を楽しんでいる」って・・
車が便利なのはわかっている。安全で快適なのもわかっている。
でもバイクの不自由さに付き合う楽しさというのもあるんだということと、その不自由さにマッチしていく自分がステキだとも言ってました。
ほんまかいな~って思いますが、へぇ~~そんなもんかなって変な感心もしてました。
私たちはあまりにも便利な世の中に暮らしています。
スマホがあればなんでも出来る時代だし、お店だって24時間空いてます。
アマゾンがあれば、家で買い物も出来ます。
だからこそ「不自由を楽しむ」という感覚はありなんでしょう。
何もない自然に行ってキャンプする人が増えているのもそうだと思います。
なんでもかんでもハイテク化された現代では、ややすると機械に自分が操られているような感覚にも陥ります。
なのでたまには「不自由を楽しむ」ことをした方が視野が広がっていいのかもしれません。
PS 不自由を楽しむか~~ バイクが好きやから乗ってるだけやろ ええかっこしやがってって思ってしまうのは私だけか?