このブログで手ぬぐいの良いところを紹介してきましたが、手ぬぐいは見た目のイメージに比べて、かなり柔らかい肌触りをしています。
ガーゼのハンカチと同じくらいといっても言い過ぎではないくらい、実はお肌にやさしい仕上がりになっています。
そういえば私が子どもころ、赤ちゃんのおしめといえば布製でしたが、あれって手ぬぐいの反物
で作られていたのです♪
赤ちゃんがいるお宅では、洗濯物の中に布のおしめがズラリとならんでいたのを覚えています。
まあ私も例外なく、布のおしめのお世話になっていたんだと思いますが。(笑)
それから 妊婦さんが必ずお世話になる腹帯・・これも手ぬぐいの反物(10メーター近くある手ぬぐいが切れ目なく繋がった布)です。関西では中山寺が有名ですが自分も反物を買って持って行ったのを覚えています。
最近ではすっかりと紙オムツにその座を奪われた感のある布のおしめなんですが、数年前に
「布制の方が情緒豊かな子に育つ」といった話が盛り上がり、一時期布制がブームになったことがありました。
今はそのブームもなかったかのような感じではありますが、それでも布のおしめを愛用されているお母さんは一時期に比べて増えているようですし、メーカー側も既製品の布のおしめを販売しているようです。
布のおむつを愛用されているお母さんのご意見をうかがっていると、一時期言われていた情緒豊かなということよりも「おむつかぶれしない」という理由が多いようです。
(※すべての赤ちゃんに当てはまるわけではなく、紙オムツの方がかぶれないという赤ちゃんもいるようです)
最近では既製品の布のおしめを使っているというお母さんも多いようですが、「手ぬぐいを加工している」というお母さんもいらっしゃいました。
普段、手ぬぐいを愛用している私たちからしてみても、確かに赤ちゃんの肌にも手ぬぐいはやさしいに違いないだろうなあと感じますし、女性の洗顔用にも手ぬぐいを推奨されている方もいらっしゃいますから、元来お肌には優しいものなのです。
あと、手ぬぐいの良さというのは通気性ですが、「ムレにくい」という利点からも、赤ちゃんのオムツかぶれを防ぐのに一役買っているんじゃないでしょうか?
また速乾性も手ぬぐいの優れたところです。
今のように使い捨ての紙オムツが無かった時代、大量の布のおしめが必要でした。
そのため、「すぐに乾く素材」というのは、まさにおしめにうってつけだったんだと思います