オリジナル手ぬぐい制作 神野織物「和」日記

神野織物代表 神野哲郎のオリジナル手ぬぐいについて綴るブログ

心の支えに剣道の面手ぬぐい


 

 

神野織物では、オリジナルの手ぬぐいやオリジナルのタオルを多く扱っています。

 

既成品の手ぬぐいやタオルも有りますが、やはりお客さんのご要望の手ぬぐいやタオルをお作りするほうが 出来上がった時の喜びはまた格別の感じです。

 

このように別注品が多いのですがやはり手ぬぐいでは、剣道の手ぬぐい(面タオル)のご相談を
よく頂きます。

 

手ぬぐいは、江戸時代から続く日本のアイデア商品で、最大の特徴は吸水性がよく速乾性があるといいう事。
本当に汗なんか すぐ吸収してチョットひらひらと干しておくだけですぐ乾いてしまいます。
だから、試合のインターバル中にも乾いてしまう手ぬぐいが重宝がられてるのでしょう。

 

タオルとの違いのご質問をよく頂きますが この速乾性はタオルにのほうが間違いなく劣っています。
タオルは、洗濯した後 脱水機にかけてから天日干しをして乾かすことが多いと思いますがやはり手ぬぐいに比べると随分時間がかかってしまいます。

 

タオルはたくさんに水分を吸収することは得意です。が、乾くということでは手ぬぐいのほうが得意なのです。
手ぬぐいは 一度に吸水する量はタオルにかないませんが タオルよりスムーズに吸収します。

 

 

すっ~~っと水分が吸収される感じです。

 

動画をご覧になれば解るのですが、この程度の水分でしたら手ぬぐいのほうがスムーズに吸収します。
例えば汗や手を洗った後の手を拭くとき・・  だって、赤ちゃんのオシメに使われている素材です。
この程度の水分では手ぬぐいのほうが すぐ乾くので絶対的に得意分野です。

 

手ぬぐいはこのように吸収速乾性に優れていますので 武道 特に剣道では昔から使われています。

 

それも本染の手ぬぐいを使います。
※昔は本染めしか無かったからしょうがないですが・・
今では、顔料インクで柄を出す手ぬぐいも作れますが インクの所が汗を吸収せず水分を弾くため、剣道では本染の手ぬぐいをお作りすることが殆どです。

 

剣道では面の下にこの手ぬぐいを巻くことから 面タオルや 面手ぬぐい 面下(めんした)などと呼ばれています。

 

役目としては 面手ぬぐいで汗を吸収する役目と 打たれた時のクッションの役目もしているようです。
直に竹刀で打たれると痛いですもんね~
じゃ タオルが良いじゃん♪って思うでしょうが 今度は蒸せるのとゴロゴロするので適していないのです・・。

 

この面手ぬぐいですが この頃 各学校やクラブで統一して揃えるということがが多くなっているようです。

 

これは同じチームで同じものを持つということで 一致団結してチーム戦を戦うぞ!っと言う気になり一対一で戦う剣道では心の支えになっるようです。

 

小学生なんかが 憧れの年長の先輩と同じ面手ぬぐいをつけることで安心して戦える 
そんなお便りも頂くようになり嬉しく思っています。

 

神野織物では20枚から面手ぬぐいを作れます。
あなたのクラブでもチームカラーを決めて 同じ色の面手ぬぐいをつけて試合に挑むのはどうでしょう?