手ぬぐいは、本染め(注染)と言われる 染料を注いで染める方法が一般的に使われます。
白地の手ぬぐい染料を注いで染める方法です。
この場合、インクとインクがぶつかると色が滲んでしまうので10ミリ程度の白場をとって別の色を
注ぐようにします。一度に染めるので比較的安価に作ることもできますが色と色がぶつかるよう
な表現はできません。
そこで、初めに生地を染めてから色を抜いて表現 或いは色を抜いてその後に染料を注いで色
を付ける方法が生まれました。
これは、初めに紺色を付けて一度乾燥までやった後に 反物を巻き直して色を抜く溶剤
を注染して白に抜いています。白に抜くといっても右上の白と較べてもらえれば解りますが
綺麗に抜ききれず生成りに仕上がります。
逆にこれが味となって好まれることも多いのですが、この抜いた後に別の色を入れることも可能です。
手ぬぐいは、職人が作るのでその職人の想像力によってお客様から頂いたDATAをどのように
作っていくかが決まってきます。
自分の気に入ったものをじっくり作る場合は、職人に相談して時間を掛けて作るのも一つの方法ですね♪