from 神野哲郎
吹田1Fの事務所から
これから夏にかけて、汗をかくことが増えます。
そのときにはやっぱりタオルが必要なわけです。
ただ、タオルといっても結構種類がありますので、今日は汗をふくのに適しているタオルと言うお話をしたいと思います。
タオルの表面を見たときに、大きくわけて2種類のパターンがあります。
ひとつは糸が輪っかのようになっているタオル。こ部分を「パイル」といいます。もう一つは芝生を刈り取ったみたいに、糸が一本ずつ立ったようになっているのが「シャーリング」と呼ばれるものです。
汗を拭きとる=水分を拭き取るという意味では、パイルの方が有効です。
パイルのわっかの中に水分がからまるので、汗を吸いやすいんです。
もちろんシャーリングでも水分は拭き取れますが、あくまでも比較するとパイルの方が向いているということになります。
世の中に出ているタオルもパイルが多いです。
特にお店の記念品でもらう「名入れタオル」というのは基本パイルです。
パイルの弱点というと、輪っかがひっかかるので糸がほつれたりして痛みやすいというところ。
なので使い切って雑巾や布巾にまわすという感覚で、枚数を確保した方がいいでしょう。
一方、スポーツ観戦やアーティストのライブに行かれる方で、グッズに販売されているタオルがありますが、このデザインがプリントされている面は、糸が一本ずつ立ったようなシャーリングのタオルが多いのです。
この生地の方がパイルより綺麗にプリント出来るからです。
仕様は、インクをタオル面に載せたようなプリントになります。
インクの種類にもよりますが、「顔料インク」を使ったプリントでは、シャーリング生地の上にインクが膜を張っているので、汗を吸い取ることが出来ません。
ただし、安価に作ることが出来るというメリットがあります。
顔料インクと違い、汗を吸収しやすいインクもあります。
「染料」というもので、触った感じも顔料インクより柔らかくなめらかです。
染料で作るタオルは、仕上がるまでに工程が多く顔料インクで作るタオルより高価になるのが弱点です。
同じタオルでも、このように作り方によって仕様や価格が変わってきます。
使い方や配布方法、予算に合わせて一番いい方法を、たくさんの作り方の中から一番いい方法を選ばなくてはなりません。
タオル工場といっても、全てを作れるわけではないのです。
分業が進んでいるタオルの生産工場では、タオル生地を生産している工場 シャーリングをする工場 プリント型を作る工場 プリントをする工場 余分なインクを落とす染工場 ヘムかけ等の仕上げをする工場・・・・ たくさんの工場を通過して作られます。
なので、一つの分野だけ得意な工場へ依頼してもうまくいかないのです。
ガサガサしたタオルになってしまった・・・。
汗の吸わないタオルになってしまった・・。
ライブ会場で売っているようなタオルをお願いしたのに・・・。
って事がないようにしたいものです。
やはり、バランスよくタオルの事を解っている会社に相談するのが一番いい方法と思います。
自社工場を待っていない、専門的な知識のある会社に相談するのが近道です。
ホームページを探してみるとたくさん出て来ます。
お客様の声などを参考に、自分に合った会社を見つけて相談してみてください。
PS タオルの種類や生地の特徴については、弊社ホームページにも詳しく載せてますので、ぜひ一度お読みください。
聞いた方が早いな~ってお思いの方は、フリーダイヤルからお問い合わせください。
0120-941-011