from 神野哲郎
吹田1Fの事務所から
「誰も持っていないものを手にしたい」
そういう気持ちは誰もが持っているものです。
スーツなんかでも吊るしで売っているものよりもオーダーメイドを着てみたいというような感じですか・・。
でも、オーダーメイドって「高い」というイメージありますよね。
まあ市場ニーズが極端に小さいわけですから、メーカーとしても色々と手間隙がかかりますし高くなるのも解る気がします。
タオルの世界でもそれは同じで、「チームで同じデザインのタオルを揃えたい」と思っても「コストが心配・・・・」となります。
実際、結構割高になるケースが多かったり、100枚単位でならという条件がついたりで、なかなか実現が難しい面がありました。
もともとオリジナルプリントってロット数が少ないのが当たり前ですから、100枚単位とかいうのはムリがあると思いますし、かといって、小ロットだから高価になるというのも、私的には、なんか矛盾があるように思えてなりません。
「この矛盾をなんとかできないかなー」と試行錯誤を繰り返し、
「これなら比較的低コストでオリジナルプリントタオルを作っていただける」という方法を見つけました。
それが「インクジェットプリントタオル」です。
インクジェットプリントタオルというのは、タオルの生地の表面にインクを付着させる手法です。
イメージ的には、お正月の年賀状をプリントするプリンターのような働きをする機械でタオルの表面にプリントしていきます。
スクリーンの型を使って、生地を染めていく染料プリントと比較すると同じ染料プリントにもかかわらず にじみが少なく文字やデザインなどを結構シヤープに表現します。
生産ロットに左右されない分、総額では安くオリジナルプリントタオルを作れます。
スクリーンプリントのタオルでは、プリント台に載せることの出来る型の枚数に制限があるので、多くても12色程度がリミットとなりますが、インクジェットプリントでは、1600万色以上の色の表現が可能です。
デメリットとしては、幅の広い反物にプリントをしてから縫製をするので、タオルの生地端がタオルケットのような縫製となります。
それと、幾ら少数から作れるとは言っても、少ない枚数では作業工賃が枚数で割った額が掛かってきますので高価になってしまいます。
総額では、最低ロットのあるスクリーンプリントに較べると安くなりますが、それでも高くなります。
基本的に出来栄えは、一般の染料プリントのオリジナルタオルと変わりません。
そして更に神野織物では、お客様に出来る限り低コストでオリジナルタオルを製作していただけるように、中国でつくるインクジェットプリントのタオルも提案いたします。
大きな枚数が必要な場合、中国で作ることもアリです。
中国製のインクジェットプリントでも、管理しているのが日本の企業の場合は、日本製と遜色ない仕上がりです。
日本では、出来ないような 沢山の枚数と短納期で困っているときは、中国製のインクジェットプリントを思い出してください。
PS やっぱり数千枚単位となると中国製も視野に入れたほうがお得になることも有ります。ご相談ください。
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