前回で出来上がり次の価格差が プリントの方法によって変わってくるという説明をしましたが、もう一つ大きく変わる原因があります。
日本製? 外国製?
タオルの品質といってもこれもまた細かい説明になるのですが、まず大きく変わるのが日本製と海外製のタオルで価格が大きく変わります。海外製といっても中国製とかベトナム製 などが主流になっていますがこれ以外にも少量ですが日本に入っているものもあります。これら海外製は日本製より価格が安いということで輸入されているものが多いのです。でも海外製だからといって凄く粗悪ってことはありません。神野織物では日本の商社経由で仕入れていますので安心です。
もう一つ、触った感じや厚さが変わる品質に「重さ」があります。
タオルの品質は 綿100%が当たり前となっていますので、厚いタオルと薄いタオルの違いを表すのには重さで表現します。タオル屋さんに問い合わすと「このタオルは・・・もんめ」です!って聞いたことがあると思います。この匁という言葉ですが もんめ=モンメ=匁(もんめ)といいます。昔の重さの単位で1匁=3.75グラムとなります。(ちなみにこの1匁が1000集まって1貫目といいます。)タオル屋さんから300匁のタオルですって言われると このタオルは300×3.75g=約1125グラムのタオルなんだなってことになります。この1125グラムの単位は、1ダースの重さとなるので 1枚あたりは、約93.75グラムってことになります。
当然、この重さが多いほうがタオルは厚くなります。
しかし、プリントをする場合はシャーリングという加工をタオルにします。
この加工は、タオルのパイル状になった表面を綺麗にカットしてプリントが付きやすいようにする加工ですが、折角、重く仕上げたタオルのパイルの部分をカットしてしまいます。薄くなってしまうということです。
このカットする分量ですが約10%~15%と言われていますので 300匁のタオルって言っても実際は260匁くらいになってしまうのです。この辺りがややこしい所で タオルの重さを尋ねるとタオル屋さんはシャーリング前の重さを一般的に答えます。織り上げ目方って言うのですが、どのくらいのタオルですか?って尋ねると 300匁ですって答えが返って来ます。ここで聞かねくてはならないのが 「織り上げ目方か?仕上がり目方ですか?」と聞いてください。大概がシャーリング前の織り上げ目方となります。これは機屋さんでは300匁で設定してタオルを織り上げているからで決してウソを言っているのではないのです。
同じ品質で価格の差が出るということはほとんどないのです。
タオルは綿100%のものがほとんどです。綿の価格は相場で決まっていますのでメーカーによってそんなに価格差は出ない物なのです。それでも価格差が出るということは、決定的な何かが違うということです。
プリント方法なのか、生地の違いなのか、この辺りを良くメーカーさんに聞くことをお勧めします。染料プリントか顔料プリントか日本製のタオルか?目方はどのくらいか?この辺りをしっかりと聞いてメーカーさんを選定してください。
こんなメーカー沢山あるので面倒だ・・・・!って方は、通話料無料の「0120-941-011」までお電話ください。