販促用のタオルとして定番の名入れタオルですが、その種類の中に「防染(ぼうせん)タオル」というのと「捺染(なせん)タオル」というのがあります。
おそらく一般的に使われている言葉ではないので、ご存じでない方が大半・・・いや8~9割くらいいるんじゃないでしょうか(笑)
それくらい馴染みのない言葉ではありますが、実物を見たら「あーこれかあ!」と言っていただけると思います。
それくらい一般的に出回っている種類のタオルです。
防染タオルは字の通り「染まるのを防ぐ」という方式をとっています。イメージとしては、タオル全体は青色なんだけど、文字だけが白く抜けているというものになります。あれは青いタオルに白くプリントしているわけではなく、白いタオルを文字のところだけ染まらないようにして、その他全体を青色に染めているんですね。
染める色はお好みの色を選んでいただけます。裏・表とも白抜きにできるのも特徴の一つです。デザインの凝り方によっては、面白いオリジナルタオルを作ることも可能なのですが、なんとこの方法は機械で加工するのではなく、職人の手によって染められていきます。
防染タオルは手ぬぐいを染める方法と工程が似ていますので、手ぬぐいと同じように滲んだり刺さったりと結構厄介な手法です。
そして納期もかかってきます。これは日本で生産できる工場が一件しか無いためで たくさんの注文があってもなかなか進まないのが現状です。
作成する際の注意点としては、やはり色によって納期・単価が大きく変わるところです。
この辺りは弊社担当にお気軽にご相談ください。防染タオルは印刷ではないため、色落ちもしづらく、タオル本来の柔らかさも残りますので、お祭りで使われるなど 実際のところリピーターもおおいタオルです。
次に捺染タオルですが、こちらは温泉のタオルでよく使われているもので、デザインが少しぼやけて仕上がっており、タオルが濡れたときにはっきりと見えるという特徴があります。
昔は「おぼろタオル」と呼ばれていました。
こちらもタオルとしての実用性をそこなわず、比較的低コストで製作可能な名入れタオルになります。
少数ロットでのご注文も可能です。染めることができる文字初期は「赤」「紺」「オレンジ」「アズキ色」の4色があり、社名・店名だけの印刷にするケースがほとんどですがデザインによってはとってもオシャレに仕上がるのもこの方法です。
防染タオル、捺染タオルともにそれぞれ特徴がありますから、シーンによって使いわけるようなイメージを持たれた方が良いと思います。
神野織野は名入れタオルの実績も豊富ですのでどうぞお気軽にお問合せくださいね。