オリジナル手ぬぐい制作 神野織物「和」日記

神野織物代表 神野哲郎のオリジナル手ぬぐいについて綴るブログ

赤と黒のコントラスト 着抜タオルって何?


 

 

「赤と黒」の組み合わせって、なんかいいと思いませんか?

 

赤色のもつ激しさというか鮮やかさが黒によって一段と際立つ感じがするので、はすごく好きなんです。

 

その昔、トヨタの「AE86」と呼ばれていたレビン、トレノという車がありましたが、ここでも赤と黒のツートンカラーが人気を博していましたっけ。
最近その名も「86」と言う名前でトヨタがスポーツカーを販売し、人気を呼んでいますが赤黒ツートンを見かけないので、少し残念な感じもします。
(今ネットで調べてみたら、ツートン設定はないみたいですね。残念です)

 

実は今回紹介したい着抜タオルというのがこの「赤黒ツートン」をタオルで再現したものなのです。

 

これまでオリジナルプリントタオルを作成する場合、生地の色が黒や赤はプリントの色が表現しに
くいとされていました。そのため、これからの色を選択してオリジナルプリントタオルを作成する場合、「毛違いジャガード織りタオル、」か「防染タオル」または、「刺繍タオル」を用いることが一般的でした。

 

ところが最近の技術革新のおかげもあって、赤や黒の生地にもしっかりとプリントを施すことが出来る技術が開発されました。それが「着抜タオル」です。

 

着抜タオルとは、カラー生地の一部分を脱色する事によってロゴやデザイン柄を表現したタオルです。
そして更にその部分に着色するということもあります。

 

元々カラータオルの生地を脱色しているので、晒加工を施した後のタオルのような白色ではなく、綿の生成の色に近い色で脱色されます。

 

この抜いた色のところに新しい色をプリントしていくので、元々の赤や黒の生地にプリントするよりもしっかりと色の再現が可能ですし、顔料プリント並みの細かい表現も充分かのうなため、かなり自由度の高いオリジナルプリントタオルだと言えるでしょう。

 

最近はアーティストだけでなく、クールなデザインが好まれるため、「黒字に赤や金色のロゴを入れたい」というニーズも多くなっています。

 

まだまだ知名度は高くはありませんが、着抜タオルはオリジナルプリントタオルの世界では今後主流になっていくような予感がしています。

 

「白っぽいタオルはなんか普通だなあ」とか「黒地のタオルにビシッとデザインをきめたい!」
という人にぜひおすすめです。