from 神野哲郎
一時期「成功法則」みたいなのがもてはやされました。
「短期間で年収１０倍！」みたいなとかね。
あるいは「～だけやれば成功できる！｝みたいな。
ネットビジネスなどではこういったノウハウ物が今でもたくさん転がっていて、それに手を出しては 失敗しているという人が相変わらずたくさんいます。
結論から言うと、そんな簡単に成功するなんてことはないと思います。
こんな簡単にうまいこと行けたら、みんな年収１０倍でウハウハ！
仕事なんてしないはずです（笑）
もっと景気も良くなっているはずですね。
ビジネスでうまくいく鉄板の方法というのは、昔から言われている通り、
「目の前の仕事をひたすらコツコツとやり続ける」
ことだと思います。
神野織物も老舗と呼ばれるほど歴史の長い会社ですが、やはりこれまで何度か大変な時期がありました。
それでもこうしておかげさまで商売を続けてこれているのは、そのたびに楽な方法を選択するのではなく、目の前のことを一生懸命やり続けた結果だと思います。
ある方がこういいました。
「あきらめずにやり続ければいつかは成功する」と。
これ、正しいと思うんですね。それをちょっとやってみてうまくいかないからといって諦めてしまうと
やっぱり結果はついてこないと思うんです。
神野織物も手ぬぐいがダメになってきたからと、ぜんぜん違う業種に手を出していたら
なくなっていると思います。だって、他の業種に参入してもその業種の専門会社がすでに
たくさんあるのに勝てるわけがありませんものね。
またある人がこういいました。
「自分の仕事が世の中の役に立つ物なら、必ず認めてもらえる」と。
これも正しいと思います。
私が扱っている商品はタオルです。もうね、昔と違ってこの業界はほんと大変な状況です。
辞めてしまった同業者も数えきれないです。
そんな中でも仕事をやり続けることが出来ている会社があります。
ウチもそうですが、まだまだ頑張っているところ、たくさんあります。
どの会社もやっぱりしんどい時期があってもちゃんとやるべきことに目を向けてコツコツとやって
きた結果が今に繋がっています。
そしてどこの企業もそうですが、「お客様のために」ということを大切にしながら、その時代時代
に合わせた工夫・努力をやり続けてきています。
この工夫が大事です！
同じことばっかり 同じものだけを扱うのでしたら 商売は必ずしぼんでしまいます。
作っているタオルは数十年前とさほど変わらなくても、作り手の方ではいつも改良が加えられて
来ているのです。
プリントの染料の改良や機械の効率 ロスなく作る工程の変化など・・・
工場サイドだけでなく、神野織物内での指図のしかた等 数え上げたらきりがありません。
企業なので利益を出すことも当然大切ですが、それよりもお客様にとって良い物をいつまでも
提供し続けることの方が大事だと思っています。
このことによりリピートしてもらえる様になり、結果的に何度も利用されるようになると信じています。
神野織物のタオルを手にされた際には、作り手のそういう思いもこもっているんだということを
少し思い出していだけると幸せです。