from 神野哲郎
今日も頭のいい人の話です。
でも、な~~るほどなって思ったんでお知らせします。
「メンタルブロック」という言葉知ってますか?
何か新しいことにチャレンジしようとすると、なんとなく恐くなったり身体のチカラが抜けたりしてしまうという現象を引き起こすのですが、原因はその人の過去の体験から作られているようです。
例えば子供のころ「真面目にしなさい!」と厳しく育てられた人が大人になって、はじけようとしたときになかなかできなかったり、
「会社勤めが一番安心なんだ」と聞かされて育った人が起業しようと 起業したときにどうしても怖くなってやめてしまうという現象です。
すべては無意識のうちに行われるので、
自分でも「なぜこうなるの?」
というのがわからないという状況に陥ってしまいます。
このメンタルブロックを説明した話として有名なものに 「サーカスの象」の話があります。
かわいそうな話ですが、サーカスの一団が子供の象を捕まえてきて、その足にロープをくくりつけ地面に打ち付けた杭につないでおきます。
最初、小象は暴れて逃げようとしますが、小象のチカラではロープをちぎることができません。
やがて小象は暴れても無駄ということを知り、暴れるのをやめます。
その後、小象が成長してロープをちぎるだけのチカラを持つようになってももう暴れなくなってしまうというお話です。
これがメンタルブロックの原理です。
人間は「もう無理だ」と思うと無意識的に行動しなくなります。
私たちは、子供のころから色んな挫折を味わう度にブロックを作ります。
それは自分自身を守るためでもあるからなのですが、自分の人生をより良い方向に進めたいと思う人にとっては、このブロックが邪魔になります。
私たちのような商売人にとってもこういうブロックがあると、新しいチャレンジが出来ませんので、ブロックのせいで商売がすたってしまうということも起こりえます。
ではこのブロックをどうすればよいのか?
巷では「メンタルブロックを外す」というようなセミナーとかもあるようですが、私がおすすめしたいのは「外す」とか「消す」とかではなく、「メンタルブロックを利用する」という考え方です。
メンタルブロックはいわば心のブレーキ。
ブレーキのない車は危ないので、必要に応じてブレーキを踏まないと安心してスピードを上げることは出来ません。
なのでメンタルブロックは「必要なブレーキ」と認識し、「何か危険な事があればブレーキが利いてくれる」と思えばメンタルブロックは 必要な存在となります。
今「ブロックがあるなあ」と感じてる人は「これは大事なブレーキだ」と 考えてみてはいかがでしょうか? 考え方ですね♪