from 神野哲郎
吹田の事務所から
少し前の話ですが、ラグビーのワールドカップ日本代表が大活躍をしたのって覚えていますよね。
強豪の南アフリカを倒し、世界中のラグビーファンからも絶賛されていました。
私と同じような「にわかラグビーファン」も増えたみたいです。
特に五郎丸選手のお祈りポーズ?のマネをする子どもたちが増えたみたいで これはこれでラグビー会にとっては 人気が出たってことでは良いことやなっと思ってしまいました。
今回の日本代表のニュースを見ていて、「お!」と思ったのが このユニフォーム。
胸のところに桜の花がイラストでデザインされていました。
ほんのワンポイントですが、いい感じです。
日の丸以外に日本を表現するとしたら、私は桜の花が一番良いと思います。
あ、富士山というのも悪くはないですが、デザイン的にはやっぱり桜でしょう。
デザインに桜の花を使うのは、和の世界ではごくごく自然なことです。
和服だけでなく、風呂敷や手ぬぐいにも桜は使われることがあります。
桜以外にも「梅」「ススキ」「紅葉」など季節の花木もありますし、「カエル」「トンボ」「ウグイス」といった生物もあります。
日本には四季がありますが、それをうまく生活の中に表現して、四季の移り変わりを楽しむという習慣があったんですね。
現代では和服を着る人の数は限られてきていますし、手ぬぐいや風呂敷も使われる頻度がかなり減ってきてはいます。
でも今回のラグビー日本代表ユニフォームのように、現代の生活様式にも取り入れることが可能なんです。
こうして考えてみれば、私たちの身の回りにも、自分たちが想像している以上に「和のテイスト」を持ったものが存在していると思います。
例えば、お菓子で言えば「抹茶テイスト」の人気が高いそうで、抹茶味のお菓子のパッケージは結構「和」な感じです。
(外国人観光客にも日本の抹茶味のお菓子は人気の土産物に なっているそうです)
日本人でさえも手ぬぐいや風呂敷がだんだん使われなくなってきた現代ですが、デザインで季節感を感じるというところは、まだまだ失われていないようです。
このステキな民族性は、ぜひとも受けついで行きたいですし、私としては同じくらい「和」のもの、手ぬぐいや風呂敷、和服がまた人気になれば良いのになあと思います。
そういえば、ラグビーノワールドカップ、日本でやるみたいです。
またそのときに、桜のユニフォームの大活躍が見たいですね。