オリジナル手ぬぐい制作 神野織物「和」日記

神野織物代表 神野哲郎のオリジナル手ぬぐいについて綴るブログ

シンプルな高級感 単色ジャガード織りタオル


 

 

ホテルなどに宿泊したときや、女性の方ならエステに行かれたときに目にしていると思うのですが、白一色なのにホテルやサロンのロゴがはっきりと見えるようになっているタオルをご存知でしょうか?

 

あのタオルはジャガード織りタオルと呼ばれる種類のもので、一色で作られているため単色ジャガード織りタオルと呼ばれています。※上げ落ちジャガードとも言われます。

 

ジャガードタオルは通常のプリントタオルと違い、印刷で文字や図柄を表現するのではなく、織り込んだ糸の色によって表現する方法です。一般的には2色の糸を使い、ベースとなる色の部分と文字や図柄のデザイン部分の色を変えて織り込むことで、デザインを浮きだたせるというものです。

 

プリントタオルとの大きな違いは、生地の表面にインクを乗せるプリントと違い、糸の色での表現となるため、仕上がりはタオルそのものの生地ですので、風合いを損なうことがありません。

 

また厚みもあるため、高級感のある仕上がりになります。
ホテルやエステサロンで好まれる理由のひとつにこの高級感というのがあると思います。

 

一方で欠点としては、織り込みながらデザインを表現するため、特殊な型を作らなければなりません。この型が簡単には作れないため、どうしてもコストがかかってしまう面が避けられません。

 

また毛違いジャガードの場合、織り上げる糸をはじめに染色するため、余分に工数がかかってしまいます。
毛違いジャガードの難しいところは、機械・職人・糸の三拍子がしっかりとそろわないと、良いものが出来上がらないところです。そのため、どうしても高級なものに使用されることが多いのですが、逆に言うとそれだけの価値があるタオルであるともいえるでしょう。

 

さてそんなジャガード織りタオルの中でも今回紹介したいのが単色ジャガードタオルと呼ばれるものです。

 

これは色違いではなく、単色でデザインを表現していて文字やロゴなどのオリジナルデザイン部分をパイル地の上げ落ち(でこぼこ)で表現したタオルです。(そのため、「上げ落ちタオル」とも呼ばれます)

 

特徴としては、生地自体をオーダーメイドで染める事も可能な所ですが、 タオルのパイルの上げ落ち(でこぼこ)のみでオリジナルデザインを表現するため、2色のジャガードタオルに比べて、デザインが少し見えにくくなります。

 

でもそれが逆にデザインを目立たせ過ぎずに仕上がるため、かえって高級感があふれてきます。


シンプルだけど高級。それが単色ジャガード織りタオルなのです。

PS 上げ落ちジャガードだけでなく毛違いジャガードも製作できますよ。
お問い合せは、0120-941-011まで フリーダイヤルが一番簡単です♪