タオルが入ってきたのが昭和に入ってから・・・
昭和30年代位から手ぬぐいに変わってタオルが全盛になってきたのですね。
これは、やはり吸水性。
タオルの方が、水を吸収する分量が手ぬぐいより多いので重宝するということで流行ってきたのだと思います。
弊社でも手ぬぐいを主流に提供していたのが だんだん売れなくなって来たので タオルを扱い品目として販売するようになったようです。
この時タオルは、無地の白いタオルが中心でハイカラなカラータオルも出てきたのです。
日本は昔からお世話になった人に物を贈るという習慣がありますが、この贈答品としてタオルが多く使われるようになったのも タオルが普及した原因の一役を買っているのだと思います。
当時 タオルは他の贈答品と比べると 価格以上の値頃感も有るので貰った方も 良い物くれた~~って思ってもらえたのです。
などで このハイカラなタオルの端の方に自分の会社のロゴや社名を入れて さし上げるのが一般的となったのですが これが「名入れタオル」の始まりです。
今では タオルを貰っても ヤッタ~~頂き!みたいな気持ちにはあんまりなりませんが 当時 は手ぬぐいが主流の中でタオルは 画期的な高級品。
これに名前が入っていようがなかろうが洗面所に掛けて手拭きに使うのが一般的になっていたのです。
一方 手ぬぐいはというと 長い歴史が有りましたので 色々な柄が有りました。
例えば「蛇の目柄」
これは蛇の目で睨みつけることで邪気を払うという意味もあったのです。
農作業で害虫やなんかに刺されたりして大変だったのでしょう・・・ いつも腰にぶら下げている手ぬぐいに 、怖い蛇の眼をたくさん入れることで災難や邪気を振り払うお守りにしたのだと思います。
他には「麻柄」これは麻という植物は、すぐに伸びることからすくすくと子供が成長するようにと好んで付けられた柄です。
色んな意味があったのですね~~
これ以外にも剣道に使う 「トンボ柄」トンボは前にしか飛べず後ろには飛べない 前進有るのみの虫ということから 勝ち虫とも言われ 剣道で後ずさりしないという意味で このトンボ柄を使った面手ぬぐいを作ることは多いです。
この様に江戸時代から歴史のある手ぬぐいには 柄の意味が有ります。
弊社の手ぬぐいにもこの中の一つ 「立涌(タチワク)」という柄をモチーフに会社のロゴを入れて作っています。
このタチワクをいう柄の意味ですが 温泉などで湯気がモクモクと湧いているさまを表現したもので上昇するとか盛んになっていくさまを表しています。
弊社もこれにちなんでこの柄を付けて手ぬぐいを作りました。
どうです?あなたの会社でも こんな柄の手ぬぐいを作ってはいかがでしょう?
クライアントさんに柄の意味を説明して取り入れて貰うのもいいかもです。
きっと喜ばれるでしょう!